MUKU-DATA  神代栗 製材 2021 6/25 新発田屋 製材工場にて 
           SOLD OUT

先日入手した神代栗の丸太を製材しました。
新潟県の荒川付近から出てきた神代栗の丸太と聞いています。
県のHPによると

『関川村、村上市及び胎内市を流れる清流「荒川」は、3年連続で水質日本一に輝き
平成20年6月に環境省が発表した『平成の名水百選』に選定されました』


素敵じゃないですかぁ・・・日本一の清流だなんて!

たしかに挽いた際も神代特有の時々匂う臭さも全くなく無臭だったし、
神代栗は真っ黒なんだけど、挽いた直後のあのブルーな色も出ていたし、

製材している際、神代木は特に気持ちが高揚してドキドキします。

これはどれくらい地中に埋もれていたのでしょうね。。
どうして、ここに縁あってきたのかなぁ・・とか
時空を超え思考が行ったり来たりします。

神代木は何度か製材していますが、
砂利が入っていて帯鋸から火花が出て鋸を傷めたり、
挽いたらバキバキで使い物にならなかったり、
乾燥過程で捻じれが大き過ぎて細かな材にしかできなかったり・・・
製材する方として厄介物なんだけど、
それにも増して、製材したときの
長い眠りから覚めた色合い、挽き肌、現れるその表情に
昂る気持ちを抑えることができません。

過去の失敗を踏まえ、今回は150mm厚盤で製材しました。

製材直後のあのブルーな色が出ています。

ありゃ・・黒いの付くね。。。

割れ止めを施し、また少し眠ってもらいます。
上手く乾いてくれるといいんだけど。。